日本の魅力を現代に伝える「仙台箪笥」をご存知でしょうか?
宮城県・仙台市で生まれた仙台箪笥は、およそ200年以上の歴史をもつ「金具箪笥のパイオニア」と称されていますが、実際どのような魅力があるのでしょうか。
本記事は、仙台箪笥の文化的魅力やルーツ、口コミを詳しく解説します。
仙台箪笥・文化的な魅力とは?

仙台箪笥は宮城県・仙台市が発祥の伝統工芸品として知られています。
江戸時代から引き継がれた日本の木工・彫金・塗装技術が集約された、普遍の魅力をもつ金具箪笥であり、その実用性と装飾性は多くの人を魅力しています。
仙台箪笥の特徴について
仙台箪笥は伝統的な技法による「木地」「塗装」「金具」が一体となり、独自の特徴を生み出しています。
おもな特徴は以下の内容になります。
- 美しい「漆塗り」の技法

漆は海外では「JAPAN」と呼ばれる日本を代表する塗装の技法。
仙台箪笥の漆塗りは、木目を引き立たせるだけでなく、耐久性と美しさを兼ねた3種類の塗装を選ぶことができます。
- 拭き漆塗り
漆を拭き込んで仕上げた塗装で、木地の質感を残し木目がはっきりと現れる技法です。
・木地呂(きじろ)塗り
漆を何回も塗り重ね、独特の光沢を持たせながら木目が透けて見える高級感溢れる塗装技術。
- 朱色漆塗り

古来より朱色は縁起の色として重宝されて来ました。
漆に朱色の顔料を混ぜて仕上げた、和の魅力を楽しめる技法。
- 木地や組手のこだわり

仙台箪笥の木地は、欅(けやき)・栗・杉など耐久性が高く美しい突板を使用し、釘やネジを使わず木材同士を組上げる「指物(さしもの)」技法で作られます。
- 金具の意匠も選べる

仙台箪笥は薄い鉄板を打ち出す彫金金具が使用されています。
この金具は型に填めて仕上げる金具や、鉄板を叩き出し作られる「手打ち金具」が選べます。
代表的な柄は、龍や虎、唐獅子、牡丹など縁起のよいデザインが多い特徴があります。
仙台箪笥の制作手順について
伝統的な意匠をもつ仙台箪笥に制作は、以下の手順で行われています。
- 木材の選定・組立
箪笥に使用する木材の選定から制作は始まります。
一般的に欅、栗や杉などの丈夫な木材が使用され、無垢材を使用する場合や、突板として内部を桐材で仕上げる場合もあります。
これらの材料は乾燥後、部材のサイズに切り出されます。
その後釘を使用せず、指物(組子)の技術で組立が行われ耐久性の高い構造が出来上がります。
- 塗装の工程
箪笥の組立後、塗装である漆塗りの工程に入ります。
表面を平滑に仕上げ、漆を何層も塗り重ね、艶やかな状態に仕上げます。
- 金具の制作
最後に装飾性と堅牢性を備えた金具を取付します。
金具は職人による手作業によって龍や牡丹、唐獅子などの模様を丁寧に打ち出して制作されています。
このように仙台箪笥はすべての工程は手作業で仕上げられ、木地や塗装、金具が一体となり独特の風合いや装飾美を生み出しています。
仙台箪笥のルーツについて

仙台箪笥は戦国時代、仙台藩の藩主「伊達政宗」が依頼した建具にあると言われています。
当時の建築技術をもとに、その後収納家具として仙台箪笥が誕生しました。
武士の所持品を収納
戦国時代の武士は、刀や武具、衣類など身に付けていた所持品を収納する必要がありましたので、これらの装飾品を整理・保管する家具として仙台箪笥が受け継がれていったと考えられています。
- 武士に重宝された「野郎箪笥」
江戸時代の仙台藩では、武士は副業として内職に従事する機会が多くなり、武具や衣類を保管する箪笥を自身で製作するようになります。
その中でも刀や衣装を収納可能な横長の「野郎型」が普及し、現在の仙台箪笥のモデル「野郎箪笥」の原型となっています。
- 海外でも高い評価を得る
仙台箪笥は武士から次第に庶民にも広まり、明治時代以降は一般家庭でも使用されるようになります。
また、美しい装飾や耐久性の高さから単に収納の道具としてだけではなく、家財としての価値を持つようになりました。
この時期、仙台箪笥はドイツ・フランスなどヨーロッパ諸国に輸出され、和の伝統美として評価されるようになりました。
- 地域の文化財として発展
その後戦争に入り、材料の不足や体制の影響から仙台箪笥の生産は一旦停止されました。
戦後になり、職人の熟練した技術により、仙台箪笥の生産が再開されました。
そして現在、仙台箪笥は宮城県の伝統工芸品として認知され、地域の文化的財産として愛用されています。
仙台箪笥人気モデルをご紹介
仙台箪笥の人気モデルをご紹介します。
身の廻りの整理・収納に活躍

【仙台箪笥】片開き3尺開き箪笥80
サイズ: W90×D40×H80cm
身の廻りの小物や衣類・書類を整理する際に便利なチェスト。
仙台箪笥の起源「武士の箪笥」

【仙台箪笥】4.5尺野郎箪笥( 拭き漆塗り )
サイズ: W135×D45×H100cm
武士が刀・衣装を納める目的で使用された、仙台箪笥の起源と言われる箪笥。
華やかな朱が映える小箪笥

【仙台箪笥】4.5尺野郎箪笥( 拭き漆塗り )
サイズ: W40×D30×H44cm
華やかな衣裳が映える朱の小箪笥。身の廻りの小物を整理するのに最適です。
マンションサイズのコンパクト箪笥

【仙台箪笥】用箪笥( 拭き漆塗り )
サイズ: W105×D45×H90cm
マンションサイズの適度にコンパクトな箪笥。小物や衣類、陶器など整理箪笥としても便利にご使用いただけます。
木地呂の木目が美しい箪笥

【仙台箪笥】3.5尺7ツ引箪笥( 木地呂塗り )
サイズ: W105×D45×H100cm
木地呂の本格的な塗装が高級感を演出。着物や厚手のセータも収納可能な人気のサイズ。
収納も飾りも自在「階段たんす」

【仙台箪笥】3尺階段箪笥・右上り( 拭き漆呂塗り )
サイズ: W90×D40×H90cm
収納と飾りを楽しめる、伝統的でユニークな形状の階段たんす。
仙台箪笥の口コミ・評価は?
仙台箪笥を実際に購入したユーザーの口コミ、評価をご紹介します。

新年の記念にテレビボードとチェストを購入しました。リビングに設置したところ、その圧倒的な渋さと存在感にやられました。子供の代まで永く使っていきたいと思います。

今までカラーBOXで暮らしていましたが、思い切ってコンソールを購入しました。
普段購入しない価格帯でしたが、理想の家具でしたので購入してよかったです。

手彫りの金具を彫って頂きました。制作期間の間、首を長くして待ちましたがその迫力と存在感、塗りの色合いも想像以上に素晴らしい箪笥に仕上げて頂き、大変満足しています。

欧米のインテリア誌で見かけた箪笥にずっと憧れていました。大変高価な品のため、新居を構えてからずいぶん時間が経ちましたが、自分へのご褒美として購入しました。これからも大切に使っていきたいと思います。
このように仙台箪笥を購入した方は、その品質の高さを絶賛さているユーザーが多く、満足度が高いことが分かります。
仙台箪笥の購入店舗情報
大丸京都店 | 所在地 /営業時間 |
![]() | 所在地 : 〒600-8511 京都府京都市下京区四条通高倉西入立売西町79 TEL : 050-5785-4909 営業時間 : 10:00〜19:00 公式サイトはコチラ |
ケエイチのイチオシポイント

仙台箪笥は、昔ながらの箪笥以外にもリビング、寝室用の収納家具が多数ラインアップされていますので、是非チェックしてみて下さいね。
まとめ
今回は、仙台箪笥の文化的魅力やルーツ、口コミを詳しく解説しました。
仙台箪笥は江戸時代からの意匠を現代に伝える、貴重な文化的遺産であることをお伝えしました。
木地・塗り・金具それぞれの拘りが独特の美しさ、風合いを持ち、多くのユーザーが愛用されているのも印象的でした。
仙台箪笥で和の設えを、是非楽しんでみましょう。
