イタリアデザインの世界には、日本人では理解できない凄さがあるんですよね。
家具に求められるものって何でしょう?
例えば「使いやすさ」や「機能性」がありますよね。
一方で「デザインの美しさ」や「個性」も大切かもしれません。
どちらか一方が大切という訳ではないですが、今回ご紹介するイタリアモダンブランド「Cappellini(カッペリー二)」は、家具の「美しさ」や「個性」に徹底的にこだわったブランドです。
今回ご紹介するカッペリーニの家具を通じて、デザインの奥深さや素晴らしさを感じてもらえると嬉しいです。
カッペリー二は個性派ブランド
カッペリー二はイタリア語で「髪の毛に似た細さ」を意味します。
1946年創業の老舗ブランドで、創業者のジュリオ・カッペリーニ氏が約40年に渡って牽引して来ました。
常に前衛的で、皆がびっくりするデザインを生み出す家具ブランドとして、イタリア国内でも大変な人気なんです。
近年では、ポルトローナ・フラウグループの一ブランドとして、その個性を発揮しています。
先鋭的コレクションをご紹介
今回は、そんなカッペリー二の中でも取り分け美しさと個性にこだわった作品をご紹介していきます!
フェルトが美しいラウンジチェア
PEACOCK・ピーコック
まるで花の様な見た目のラウンジチェア。
驚くべきはその構造ですが、ロール状に巻いたフェルトを使用しています。
フェルトをシートとしてでなく、構造体としたところにこのチェアの面白さがありますよね。
素材感と座り心地も考えられていますので、リビング映え間違いなしのチェアです。
曲面が美しいデザインチェア
引用 : https://www.cappellini.com/pub/media/catalog/product/cache/ecd051e9670bd57df35c8f0b122d8aea/s/-/s-chair_brocade_1_.jpg
S-CHAIR BROCADE・エスチェア
どこか女性を連想させる、ファッション要素満載のイタリアンチェア。
約30年より人気のデザインチェアでしたが、糸を織り込んだドレッシーなリモデルとして登場しました。
見る角度によって、様々な表情を楽しめ、薄さ、曲面のカーブ、丸みといった相反する要素を見事にデザイン化した美しいチェアです。
スチールフレームによる丈夫さも兼ね備えていて、眺めるだけでも楽しくなるチェアですね。
不思議な浮遊体、テーブルです
引用 : https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcS3WqUekJYeuU4PJbxIGZ1SiBAfoBD4dsrFww&usqp=CAU
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たくさんのロープの脚の上に天板が。
見た方は必ずびっくりされるデザインテーブルです。
クラゲのような、不思議な生き物を連想させるデザインは、リビングやダイニングに今までにない存在感を演出してくれます。
カッペリー二では、美しさと併せて個性を極めたデザインも追求されています。
ファビオ・ノーヴェンブレデザイン
流線型ボディのベンチソファ
INOUT・インアウト
ゆるい流線型のボディ。
座面と腰当部の境界線がわずかに曲面で表現されています。
近未来的なフォルムは、宇宙船のように浮遊した物体をイメージさせてくれます。
グラスファイバー(ガラス繊維)でカラーリングしたモデルと、ウレタンフォームで牛革張りのタイプからチョイスできます。
脚部はスタイリッシュなステンレススチールを採用。
今までのソファの概念を覆す洗練されたデザインで、空間を彩ってくれますよ。
まとめ
今回はイタリアモダンブランド、カッペリー二をご紹介しました。
今回ご紹介したモデルは、いずれも家具やデザインの常識を覆す、カッペリーニを代表する作品たちでした。
いずれのモデルも、素材の持つ特徴をうまく活かしている点や、老舗ブランドならではの重厚感やデザインの深さを表現していると感じました。
リビングに設置するだけで、アート空間を切り取ったようなシーン映えする家具たちです。
毎年春に開催されるミラノ・サローネでも、イタリアデザインの関心事として必ず取り上げられるカッペリー二。
イタリアデザイン界の牽引役として、これからも前衛的なコレクションを生み出し続けてくれるでしょう。
カッペリーニのデザインを、是非お部屋で楽しんでみて下さいね!