マルニ木工HIROSHIMAチェア、家具の歴史をご紹介!

ブランド家具紹介

国内家具ブランドのひとつ、「マルニ木工」をご存知でしょうか?約90年の歴史をもつこのブランドは、年配の方からお若い方まで一度は耳にした方も多いと思います。

実はマルニ木工では、古くから続くクラシック家具と併せて「HIROSHIMAチェア」をはじめとした全く新しいシリーズが登場しています。

そこで今回は、マルニ木工の家具の歴史と併せHIROSHIMAチェアについてご紹介していきます。

老舗家具ブランドマルニ木工が次の100年に向けて繰り広げる革新的な事業を、是非ご覧下さいね!

90年の歴史「マルニ木工」とは

引用 : 【マルニ木工公式サイト】
参照URL : https://www.maruni.com/jp/wp-content/themes/maruni_jp_201612/images/company/history/htp_1928.jpg

2018年に90周年を迎えたマルニ木工は、広島県の宮島出身の山中武夫氏により1928年に前進となる「昭和曲木工場」が創業されました。

当時は難易度の高かった木工技術「曲木加工」による工業化を実現。

太平洋戦争の苦難の時代を経てクラシックデザインを当時の国民の趣味嗜好に合わせ、「ベルサイユ」を1968年に発表。その後「アンドリュー」、「エドワード」などヨーロッパの彫刻デザインを巧みに取り入れたシリーズが大人気となります。

地中海シリーズが大ヒット!

引用 : 【マルニ木工公式サイト】
参照URL : https://www.maruni.com/jp/img/items/mediterranean/mediterranean_720/MXL-02.jpg

1979年に発表された「地中海」は、シャープなラインと地中海の陽気な雰囲気を感じることのできる全く新しいシリーズを開発。トラディショナルかつ練されたデザインで一躍大人気となりました。

地中海シリーズは、長年愛用する方も多く現在も続く大ヒットシリーズとなっています。

バブル崩壊後の危機に直面

引用 : 【マルニ木工公式サイト】
参照URL
:http://www.maruni60.com/topics/img/20201015/img.jpg

1960年代にマルニ木工が手がけた「maruni60」シリーズ。当時を懐かしむ往年のファンはもちろん、当時のデザインを「60年代ブーム」としてさまざまなブランド家具が復刻。60年代のデザインをインテリアとして楽しむ若い世代も巻き込み大ヒット商品となっています。

1990年代のはじめにバブル経済が崩壊し、多くの企業が苦境に直面することになります。

この時期、家具業界に於いても国内需要が大きく落ち込み、大手ブランドが軒並み危機的状況に陥りました。

こうした中マルニ木工では従来の手法にはなかった家具を開発するため「モノ作りの原点に立ち還る」事を決意、新たなデザインを模索しました。

HIROSHIMAチェアの誕生

バブル後の苦境を打開するため新たな「モノ作りの原点に立ち還る」目標を掲げたマルニ木工。

新たなデザインを求め現マルニ木工の代表取締役、山中 武氏は世界的に活躍する日本の一流デザイナー「深澤直人」氏に家具のデザインを依頼します。

そこで生まれたある一脚のチェアが「HIROSHIMAチェア」でした。

深澤直人氏が込めた想いとは

HIROSHIMAチェアのデザインは、それまでになかった3D加工に加え職人の手仕事によって仕上げられる大変難易度の高いデザインでした。

世界に通用するデザインを手掛けた深澤直人氏は、この新作チェアを「HIROSHIMA」と名付ける事を希望します。

このチェアのネーミングについて当時の山中氏は原爆のイメージである「HIROSHIMA=広島」に戸惑いがあったと広島人が感じる懸念を率直にコメントしています。

しかし日本が世界に向けて発信する「HIROSHIMA=平和の象徴」とチェアのデザインが結びついた瞬間でもありました。

こうして日本の家具職人のモノ作りの精神が世界に通用する事を証明する「HIROSHIMAチェア」は完成しました。

全世界に向けて2008年に発表されたHIROSHIMAチェアは、世界中で絶賛され新たな「マルニ木工」の歴史がスタートしました。

マルニ木工とMARUNICOLLECTION

現在マルニ木工では、トラディショナルを原型とした「地中海シリーズ」を始めとした「マルニ木工」のコレクションに加え海外事業を含めた「MARUNICOLLECTION」のラインがあります。

MARUNICOLLECTIONでは、一体どのような事業が展開されているのでしょうか?
ここではその事業についてご紹介していきます。

世界の一流デザイナーを起用

MARUNICOLLECTIONは、HIROSHIMAチェアを始めとした「従来にないデザイン家具」を発表し続けています。

主なプロダクトデザイナーとして日本を代表するデザイナー「深澤直人」氏とイギリス出身の著名デザイナー「ジャスパー・モリソン」氏が家具デザインを手掛けています。

ミラノ・サローネに出展

こうしたMARUNICOLLECTIONは世界的にも人気が高く、世界の家具一流ブランドが集う「ミラノ・サローネ」に出展。

現在では海外コントラクト事業を中心に世界に向けてMARUNICOLLECTIONは輸出されています。

北欧本国で認められたデザイン

多くの「北欧デザイン」と呼ばれる日本の家具デザインに於いてもHIROSHIMAチェアの人気は凄まじいものがあります。

現在では北欧デザインの本場ノルウェーやスゥエーデンなどのカフェや一流レストラン、空港などに採用され、現在海外人気も大変高いチェアとなっています。

アップル本社ビルに納品

引用 : 【マルニ木工公式サイト】
参照URL :
https://webshop.maruni.com/images/mailmagazine/181220/mg_image_003.jpg

iPhoneでお馴染み米Apple本社ビルには現在HIROSHIMAチェアが納められています。

今や世界的な企業となったApple社は、故スティーブ・ジョブズ氏から続く「デザインで革命を起こした」企業として知られています。

日本が誇る家具ブランド「マルニ木工」が世界に向けて発信し続けている革新的な技術が世界に認めた功績と言えるのではないでしょうか?

まとめ

今回は、マルニ木工の家具の歴史とあわせ、HIROSHIMAチェアについてご紹介しました。

約90年間の老舗家具ブランド「マルニ木工」は、太平洋戦争前から日本の家具ブランドを代表する会社として新たな技術革新を遂げて来た企業である事が分かりました。

戦後の高度経済成長に発展した「地中海」を始めとするトラディショナルな家具シリーズも、現在でも愛されるベストセラー商品となりましたね。

そしてバブル崩壊後の苦境に立たされながらも「モノ作りの原点に戻る」家具メーカーとしての誇りをかけた技術革新を遂げたエピソードも心を打たれました。

深澤直人氏とマルニ木工による新たなに生み出された「MARINICOLLECTION」は世界的に注目されています。

平和の象徴、HIROSHIMAチェアを通じて多くの人が「新たなデザイン大国ニッポン」を目指して行く事を願っています。

タイトルとURLをコピーしました