日本有数の家具名産地として有名な飛騨高山地区をご存知でしょうか?
飛騨高山は「飛騨の匠」と称される優れた職人が集まる土地として、歴史的な建築物・家具などを製造しその歴史を重ねて来ました。
本記事では、飛騨地方最大の家具ブランド「飛騨産業」の歴史とルーツを解説し人気モデル・評判についてもご紹介します。
飛騨産業の歴史とルーツを解説!
飛騨地区最大の家具ブランド、飛騨産業にはどのような歴史があるのでしょうか?
創業当時からの歴史やルーツについてご紹介します。
創業100年の老舗ブランド
飛騨地区の老舗家具ブランド、飛騨産業のルーツは約100年前の明治時代に遡ります。
明治〜大正時代の日本ではドイツで人気のあったミハエル・トーネットの「曲木椅子」を参考に、国内でも曲木の椅子が生産され始めていました。
飛騨高山地区では北欧家具でも使用されるブナ材が豊富にあったことから、ブナの曲木チェアを生産する「中央木工株式会社」が1920年(大正9年)に創業、のちの飛騨産業となります。
試行錯誤を繰り返す
明治時代末期〜大正時代の日本では、欧米を中心とした椅子の文化がまだ馴染みの少ない時代でした。
そんな状況のなか、家具職人は飛騨地区の伝統技法「春慶塗」を取り入れるなどさまざまな試行錯誤を繰り返します。
大正〜昭和にかけて飛騨産業では家具の生産効率を見直すなど海外の家具メーカーとも積極的に情報交換を行い、海外への輸出も可能にしました。
国内家具ブランドとして成長
ニ度の世界戦争を経た後、戦後の復興〜現在に至る間に海外の優れた技術、デザイナーを積極的に取り入れ飛騨産業は成長します。
現在ではメイドインジャパンの家具ブランドとして国内の優れたデザイン・技術が認められ国内屈指の家具ブランドとして、その地位を確立しました。
最近では国内のデザイン賞「グッドデザイン賞」を受賞・公共施設や有名ホテルなどに家具を納入するなど世界的に有名な家具ブランドとなっています。
参考 : 飛騨産業公式HP「沿革」
https://kitutuki.co.jp/company/history/
飛騨産業家具作り4つののスタイル
飛騨産業では「エンゾ・マーリ」や「柳宗理」など有名デザイナーの作品をはじめさまざまなスタイルの家具を購入することができます。
現在ではスタイルを大きく4つに分け家具を展開していますので、それぞれの特徴についてご紹介します。
「人を想う」心地よさを追求
人間工学をはじめとした快適さを追求し居心地のよい空間作りを基本に設計されたシリーズ。
優れたデザインと快適な座り心地が好評の「SEOTO」シリーズなどファミリー層を中心にシンプルで長く使える特徴のある家具が揃います。
「時を継ぐ」現代に伝えるクラシック
伝統的なデザインと現代様式を取り入れたコロニアル・クラシックなテイストを現代に伝えるシリーズ。
人気の北海道民芸家具や穂高など、落ち着いた雰囲気を楽しめるラインナップで構成されています。
「技を磨く」職人の技術を集約
曲木加工・木の圧縮など飛騨産業が誇る職人技術を集約した、オリジナリティの高い上質感を楽しめるシリーズ。
「確かな技術」をもとに設計されたオーセンティックなテイストは長く家具を使いたい家具好きに方にオススメのラインナップです。
「森と歩む」木材資源を有効に活用
家具材として親しまれている木材を「資源」として見直し、さまざまな視点から家具作りのアプローチを行うシリーズです。
例えば従来家具作りには向かないとされていた「国産杉」を独自の技術で加工し、製品化するなど自然を身近に感じられる新たな展開を行っています。
このように飛騨産業では、シリーズごとに特徴のあるラインナップで構成されています。
古くから親しまれている家具や、新たなコンセプトをもとに設計された家具を好みに合わせて是非選んでみましょう。
・ショールーム情報
岐阜 高山店 森と暮らしの編集室 |
住所 : 〒506-0021 岐阜県高山市名田町1-82-1 |
営業時間 : 10:00-18:00 |
定休日 : 水曜・第3木曜定休 |
TEL : 0120-606-655(フリーダイヤル) |
0577-36-1110 |
※全国の直営店はコチラ
飛騨産業の評判をご紹介
数多くの人気シリーズを手掛ける飛騨産業ですが、実際に家具を購入したユーザーの評判とはどのようなものでしょう?
ここでは飛騨産業のチェアの評判をご紹介します。
無垢材の質感・シルエットが気に入りCRESCENTのアームチェアを購入しました。木がもつ魅力を感じることができ、心地よい時間を過ごすことができています。
腰痛持ちの私が選んだチェアがのがSEOTOのアームチェア。座り心地がよく、フィット感がクセになります。食事はもちろん、休憩や作業の際もつい長く掛けてしまう魅力のあるチェアだと感じました。
ノスタルジックな魅力のある民芸家具が好きで、北海道民芸家具を購入しました。
どこか懐かしい風合い、デザインは民芸運動のルーツを含めた歴史を感じさせる魅力がありますよね。
内人気のあった「円空」シリーズのアームチェアを使用しています。少し低めのチェアながら、腰のフィット感が抜群によくリラックスチェアとして活躍しています。和室にもフィットする、名作チェアだと思います。
話題の「クマヒダ」チェアを購入しました。極細のシルエットが美しく、ずっと眺めていたくなります。もちろん座り心地も最高ですので、長く使っていきたいと思います。
このように飛騨産業のシリーズを愛好しているユーザーからは座り心地やデザインを絶賛する声が多くあります。
ユーザーの評判を参考に、是非座り心地を体感してみましょう。
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飛騨産業人気モデルをご紹介
飛騨産業の人気モデルをご紹介します。
無垢材の温もりチェア
サイズ : W62×D50.5×H71(SH39.5/AH64.5)cm
無垢材の質感・温もりを感じる優しいフォルムのアームチェア。とくに板座は身体にフィットし、長くお使い頂ける人気の高いモデルです。
無垢材ならではの経年変化を楽しんでみましょう。
長時間掛けたくなるチェア
サイズW58×D51×H74 (SH42/AH65)cm
背板〜アーム、後脚まで流れるような美しいフォルムで仕上げられたチェア。
滑らかな質感と、長時間座っても疲れにくい仕様は食事はもちろん仕事や寛ぎ用のチェアとしても活躍します。
絶妙な硬さの寛ぎチェア
サイズ : W57.5×D62×H79(SH41/AH60)cm
薄めのクッションながら、適度な反発とフィット感が心地よいチェア。
ユニークなフォルムと畳でも使いやすい脚部は、シーンを選ばずリラックスできます。
しなやかで軽いチェア
サイズ : W59×D54×H71(SH40/AH62.5)cm
世界的な建築家、隈研吾氏デザインのアームチェア。
「柔らかさ・軽さ」を併せもつ流れるようなフォルムを実現するため飛騨産業の技術が詰め込まれています。
しなやかで軽い掛け心地を、是非体感してみましょう。
クラシックな装いのチェア
サイズ : W57×D57.5×H95(SH39/AH65)cm
背もたれのフォルム(曲木)が弓(ボウ)の形に似ていることから名付けられたアームチェア。
高度な職人技で仕上げらる耐久性と、どこか懐かしいクラシックな装いを楽しめるデザインです。
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ケエイチのイチオシポイント
飛騨産業は家具の産地、飛騨高山でもっとも歴史のある家具メーカーです。
ユニークな木取りや材料の開発まで、さまざまな取組みも実践されている先駆的な一面もあります。
アイテム数も豊富ですので、是非お気に入りのデザインを見つけてみて下さい。
まとめ
今回は、飛騨地方最大の家具ブランド「飛騨産業」の歴史とルーツを解説し人気モデル・評判についてもご紹介しました。
飛騨産業では100年の家具作りのノウハウを活かした、数多くのモデルを手掛けています。
最近ではレトロモダンな張地も提案されていますので、是非ショールームにも足を運んでみて下さい。