エクレクティックという言葉をご存知でしょうか?
シンプルモダンやエスニックといった異なるスタイルを掛け合わせ、オリジナリティを楽しむ新しいスタイルの事です。
今までひとつのスタイルを作る際に必要だった「統一感」をあえて避けるこのスタイルでは、さまざまな要素を自分なりにコーディネートできる魅力に溢れています。
そこで今回は、エクレクティックな家具コーディネートのスタイルについて解説していきます。
記事を参考に、オリジナリティを楽しんでみて下さいね。
エクレクティックスタイルとは?
ジャンルの異なるテイストの家具やインテリアを掛け合わせることで、他にない個性を演出できるのがエクレクティックスタイルの特徴です。
例えば北欧とエスニック、イタリアといった国ごとのインテリアをミックスする事や、クラシック系の家具にモダンを合わせるなどさまざまなスタイルを自由に掛け合わせる事ができます。
シンプルモダンなど、1つのスタイルでコーディネートする場合に必要な統一感をあえて崩すことで、他にはないオリジナルな空間を作る事ができます。
エレクティックスタイルを始める
エレクティックスタイルを作るコツとして、異なるテイストを合わせながら「一定のルールや統一感を設定」する事や、「反対の性質を持つテイストを合わせる」ことがあります。
統一感を演出する場合、素材やサイズ、デザインの特徴などどこをポイントにしても構いません。
例えば革や布、木やガラスといったバラバラの素材の家具を集め、色合いで統一する事や反対に色合いは違うものを集め、一定のデザインで統一するなど手法はさまざまです。
全てが違う要素で合わせていくと複雑すぎてしまったり、まとまりのない空間になっていまいます。
一方、ひとつのテイストに統一されてしまうと掛け合わせの面白さがなくなってしまう点に注意しましょう。
お気に入りの家具を集める
エレクティックスタイルで家具を合わせる場合、基本はさまざまなテイストを掛け合わせる事が大切です。
どんなミックススタイルでも構いませんが、フォルムやサイズ感、素材感といった基準をひとつ作り、テーマを統一してみるとよくまとまります。
デザインやテイストは全く違う家具で
も、サイズ感が同じチェアを集める事やカラーが同じなど、一定のリズムをコーディネートで表現してみましょう。
カラーは統一か個性を
エレクティックスタイルで色をチョイスする方法についてご紹介します。複数のスタイルを掛け合わせるエレクティックスタイルでは、まず好みの色合いをひとつ選んでみましょう。
私の場合はパープルなのですが、パープルで統一しても異なる色合いをミックスしても構いません。
クッションなどの雑貨やマットなど部屋のアイテムに少しずつパープルを入れて行くと統一感が出ますよね。
カラーをミックスする場合は、イエローやオレンジなど色味が引き立つカラーで同じくクッションやテキスタイルにさりげなく取り入れていくと効果的。
雑貨は個性作りに最適なアイテム
例えば落ち着いたトーンでまとめたクラシック系のお部屋に、モダンな花器や雑貨を合わせるなど家具×雑貨でエレクティックスタイルを表現する方法もあります。
あえて家具と異なるテイストの雑貨を合わせる事で生まれる個性や色使いを楽しんでみるとよいでしょう。
花器以外ではクッションなどテキスタイルでも掛け合わせは表現しやすい要素ですので、こちらもコーディネートを積極的に楽しんでみて下さいね。
ミスマッチの境界線
異なるデザインを合わせる際、ミスマッチではないか?という疑問が出て来る事があります。
しかし一定のテーマを決める以外に基本的に自由なエレクティックスタイルでは、「掛け合わせのバランス」で考えてみる事をおすすめします。
例えば1点加えたチェアがミスマッチだった場合、追加したチェアに合うテイストの家具や小物を少し増やしてみるようにします。こうして全体の量のバランスを整えてみると、明らかにミスマッチだった空間が少し変わる事でしょう。
エレクティックスタイルでは、一見ミスマッチに見える掛け合わせこそ驚きや個性といった要素がプラスされ、他にない空間作りを楽しむ事ができます。
まとめ
今回は家具コーディネートのスタイル、エレクティックスタイルについてご紹介しました。
異なるテイストを掛け合わせたエレクティックスタイルでは、同じテイストで統一する際に大切な統一感をあえて崩し個性を楽しむ事が大切だと感じました。
また、掛け合わせる際にサイズや色、デザインやフォルムに共通のテーマを持たせる事で雰囲気よくまとまる事も理解できましたね。
異なるテイストを合わせるため、時としてミスマッチを感じる事がありますが、全体の量やカラーなど他の要素で調節しながらコーディネートを楽しんでみて下さい。
自分なりの自由なスタイルで楽しめる、エレクティックスタイルで家具コーディネートを楽しんでみて下さいね!