ソファを新しく購入する機会ってありますよね。ソファを探す場合、ネットや家具屋さんで情報を集めたり、座り心地を試して購入するのが一般的です。
でも情報が多すぎて、どのようにモデルを選んだらよいのか分からない事も。
そこで今回は、ソファ選びのコツや目的別のチェックポイントについて解説していきます。ソファを購入する際のヒントとして、是非参考にご覧くださいね!
ソファを選ぶコツって?
ソファを選ぶコツはどこにあるのでしょう?リビングは家の中で過ごす時間が一番長い場所ですよね。
そこで2つのチェックポイントがあります。
- 好みの姿勢で寛げるデザインか?
- どれくらいの期間使えるか?
ソファにはさまざまな形がありますので、「自分の好みの姿勢で寛ぐ事ができるか?」という点は必ずチェックしましょう。
また、しょっちゅう買い替える家具でもないため、どれくらいの期間使えるかも考えてみる事をおすすめします。
この使用できる期間を「耐用年数」と呼びますが、ソファの構造によってもある程度違いがあります。
まずはソファの構造について知っておくとよいでしょう。
ソファの構造を調べましょう
家具屋さんやネットでソファを購入する際、ソファの構造について調べておく必要があります。
何故ならソファの中身によって実際に使用する際の耐久性や座り心地が決まるからです。また、使っている素材によっても価格や性能が変わります。
今回ご紹介するすべてをチェックする必要はありませんが、分からないところがある場合は、店員さんやサイトに問い合わせてみるとよいでしょう。
クッションの種類と違いについて
ソファの座り心地を決める座面や背もたれに使用するクッション材ですが、衝撃を吸収するためにウレタン材が使用されています。
ウレタンとはゴム素材でできたクッション材のことで、ほとんどのソファクッションに使用されています。
多くのモデルでは、硬さや素材の異なるウレタンを何層かに敷き詰めてクッションを作製します。ここではいくつかのウレタンをご紹介していきます。
・チップウレタン(汎用ウレタン)
ウレタンを細かく粉砕し、再度固めたクッション。
固める際ウレタンを圧縮し、蒸気で固めるため耐久性があり、へたりにくい特徴があります。
・ラバーウレタン
柔らかくふんわりした質感が特徴のウレタンで、ある程度の耐久性もあります。
座った感触を柔らかくする場合に使用されます。
・モールドウレタン
専用の金型に液状のウレタンを流しこみ、発泡させて作られるウレタン。
もっちりした弾力でしっかり反発し、同時に体圧を分散します。
耐久性もあり、へたりにくい高性能なウレタンですが、一般的なウレタンに比べコストが高いため高級ソファなどに使用されます。
・フェザー
羽毛をクッション材として使用するフェザーは、体圧分散に優れふわっとした柔らかい座りが特徴です。
座面の上部に入れることで、衝撃を和らげる場合などに使用されます。
とても軽い素材のため、繊維が偏り座面の形状がしなやかに変化する特徴があります。
・ウレタン綿
繊維状に加工されたウレタン素材。羽毛に似たふんわりとした当たりが特徴で、繊維の偏りも少ないのがメリットです。
こちらも柔らかさが必要な座面や背もたれの上部に使用される事の多い素材です。
バネの特徴と種類について
衝撃を吸収し耐久性、座り心地をしっかり確保するバネ。
こちらも使用する種類によって特徴がありますのでご紹介していきます。
・ウエービングテープ
座面底にクロスして張ることで、衝撃を緩和させるウエービングテープ。
こちらは繊維質にゴム材をミックスさせた素材で、弾力性としなやかさがあります。
価格は安い簡易なものから高い耐久性のもおのまで幅広く、さまざまなモデルで使用されています。
・Sバネ(S字バネ)
線状のスチール材をS字型に連続して曲げ加工を施したバネで、別名波形スプリングとも呼ばれています。
座面底に向かって横向けに配置されるこ事が多く、しっかりとした弾力性を確保する事ができます。
多くのソファでは、こちらのSバネとウエービングテープを組み合わせたモデルが多く、幅広いモデルに使用されるスプリングです。
・コイルスプリング
ベッドのマットレスなどにも見られる縦巻きタイプのコイルスプリングバネ。
それぞれのコイルが体重を支えつつ反発しますので、しっかりとしたクッション性と耐久性があります。
おもにクラシックタイプのソファや高級ソファに使用される事の多いバネです。
フレームの材質について
ソファのフレーム(骨組み)については一般的には繊維板(MDF)や合板が使用されます。また、価格の安いモデルなどでは部分的に強化紙を使用する場合もあります。
フレームに使用する材質、構造によって強度が決まります。外からは見えない場合が多いため、仕様書などをチェックしてみるようにしましょう。
背もたれ・背板について
ソファの背もたれや背板など背面については、MDFなどのフレームにウエービングテープ、ウレタンの組み合わせで仕上げたモデルが一般的です。
背面のウレタンについては、座面と比べ柔らかめの構成にする事が多いと言われています。また、高級モデルではスプリングを使用するケースもあります。
素材による快適さの違いについて
ご紹介しましたクッション材のウレタン、バネやフレームに使用する素材により座り心地や快適さが変わってきます。
例えばウレタンでは使用する材質により硬さや触感が変わりますので、ソファを使用する際の姿勢が変わって来ます。
自分が選ぶモデルが、どのような素材や組み合わせで出来ているのかを、是非チェックしてみて下さい。
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ソファの張地を選んでみましょう
ソファにはさまざまな張地があり、機能性や使い勝手など特性も変わります。
また、張地ごとに質感や柔らかさが異なりますので、座り心地にも影響します。
ここでは代表的な張地の種類や、特徴についてご紹介していきます。
・ファブリック(布地)
繊維質でできたファブリック(布地)は種類や色柄も多く、自分好みの種類を選ぶ事ができます。
布地特有の柔らかい雰囲気になる事や、冬場に冷たくないなど布地ならではのメリットもあります。
繊維質のため長期間の使用で擦り切れる事があり、張替え修理できるモデルも多い特徴があります。
また、ヴェルヴェットやジャガードなど厚みや光沢のある高級ファブリックもあり、洋服の感覚でお洒落さを楽しむことができる張地もあります。
・人工皮革(合成皮革)
マイクロファイバーなどに繊維質でできたファブリックと合成樹脂を混ぜ合わせたファブリックの一種。
見た目がレザーに似た質感が特徴で「ソフトレザー」とも呼ばれます。
カラーバラエティが豊富にあり、お部屋の雰囲気に合わせた色を選びやすいメリットがあります。
また、型押しなどより牛革に似た質感のものもあり、幅広いモデルに使用されています。
牛革と比べ価格も安く購入しやすい反面、通気性がない事や湿気に弱いデメリットもあります。
・本革(天然皮革)
ソファに使用される本革は、牛革素材が一般的です。布地や合皮と比べ耐久性があり、張地の性質としては非常に優れていますが、価格は全体的に高くなります。
牛革は鞣し(なめし)と呼ばれる加工を施すことで、さまざまな特性や性質を持つ革となります。牛革の中には革本来の柔らかさや風合いを楽しめる高級革もあり、ソファの張地としても使用されます。
一方で簡単な水拭きなどお手入れがしやすい革や、オイル加工した革などさまざまな種類を選ぶ事も。加工の違いによるメリット、デメリットを理解して選ぶ事をお勧めします。
このようにソファは選ぶ張地によってイメージが大きく変わります。
特にソファの場合、洋服など生地の質感を楽しめるファブリック、耐久性や風合いを楽しめる牛革が人気です。それぞれの張地の特性と、お好みで選んでいきましょう。
サイズの測り方のコツとは?
ソファを購入する際寸法を測る必要がありますが、どこを測ればよいのでしょう?
ここではサイズの測り方のコツをご紹介していきます。
ソファの寸法で測るべきポイント
購入するソファの大きさを測る際、必要なポイントをご紹介していきます。
・幅(W)
ソファの向かって左右の端から端までのサイズで、総幅とも言います。必ず最大幅(肘など一番出ている箇所)を測るようにします。
・奥行き(D)
ソファの向かって手前から一番奥までの長さになります。座面クッションの一番出ているところから背板の出ているところまでを測るとよいでしょう。
・高さ(H)
床からソファの一番高いところまでの寸法が高さです。リクライニングタイプなどは、動かした寸法差も測るようにしましょう。
また、床から座面までの高さを座面高さ(SH)と言います。テーブル購入の際などに測っておくと便利ですので、こちらも測っておきましょう。
設置する場所のサイズについて
ソファを設置するお部屋のスペースを、購入前に測っておきましょう。
ソファを置くスペースと合わせて、その周辺も測っておくと距離感が掴めてより分かりやすくなります。
・ソファを設置するスペース
まずはソファを置く予定のスペースを測るようにします。
幅、奥行き以外にも壁面などに置く場合、出窓など設置可能な高さも測っておく事をおすすめします。
・リビング・ダイニングの広さ
ソファを設置するリビング、ダイニングのお部屋のスペースも測っておきましょう。
ダイニングスペースも測っておくことで、ソファやダイニングの距離感や、購入可能な寸法がよく分かるようになります。
・現在設置している家具のサイズ
ソファを設置する予定のお部屋に置いている他の家具の寸法も測っておくと便利。
購入するソファが適切なサイズかが分かるようになります。
・ソファを搬入・搬出する経路
新たに購入するソファと、今まで使用していた古いソファをそれぞれ搬入、搬出することになりますよね。
玄関までの廊下幅や高さなど、ソファを出し入れする際に難しい場所はないか、サイズを測っておきましょう。
また、マンションではエレベーターに入らないケースもあります。
エレベーターそのもののサイズ以外に、通路の幅や高さも測っておくようにしましょう。
店舗などで購入する場合、店員さんに分からない事があれば尋ねておく事をおすすめします。
サイズ感を覚えておきましょう
ここでは実際に家具やお部屋、通路のサイズを測る際に知っておくと便利なサイズ感についてご紹介します。
人の通る幅は最低60cm必要
男性の肩幅の平均が約55cmですので、通路など動線を確保する場合の基準として覚えておきましょう。
センターテーブルまでの距離は30cm
ソファの前にテーブルを設置する場合、TVのリモコンを撮ったり、コーヒーが飲みやすい距離の目安です。
廊下幅65〜90cm
意外と見落としてしまう箇所として、廊下を抜けお部屋に繋がる場所に扉がある間取りが多くあります。
この場合扉を開けた一部が廊下幅に掛かり、狭くなる場合があります。このため扉の出る部分の寸法やドアノブが引っ掻からないかも見ておくとよいでしょう。
その他確認すべきポイントは?
その他測っておくべきポイントとして、玄関先や廊下などL字に曲がる箇所については、ソファを立てて廻していく場合が多くあります。
このため廊下幅と合わせて高さも測っておくと便利です。また、直線の廊下などでも高さを測っておくようにしましょう。
ソファのパーツについても確認
ソファの構造として脚や背もたれ、肘などが外れるモデルがあります。特に脚は取り外しできるモデルが多いため、搬入が楽になります。
パーツが取り外しできるかについては、店員さんやショップに尋ねるようにしましょう。
ソファの種類を選んでみましょう
ソファには寛ぐ方の人数や用途に合わせてさまざまな種類があります。
お部屋のスペースと相談しながら、ソファに種類を選んでみましょう。
1人掛け(1Pソファ)
1人で寛ぐのにちょうどよい1人掛け。幅の目安は60〜90cm前後になります。
ひとり暮らしや長椅子と組み合わせて設置するケースもあります。
2人掛け(2Pソファ・ラブソファ)
1人でゆったり、2人で掛けるのに適したサイズ。幅の目安は130〜160cm前後になります。
ご夫婦やカップルにおすすめの種類です。
長椅子タイプではこの他2.5人掛け(幅170〜190cm)、3人掛け(幅200cm〜)といった種類があります。
シェーズロングソファ
片肘のソファに足が伸ばせるカウチの付いたシェーズロングソファ。少し横長のL型で寛ぐスタイルは、長椅子以上にリラックスできます。
幅約230〜300cmとある程度大きなスペックが必要になりますが、リビングで2〜3人で寛ぐのにピッタリ。家族で寛ぐソファとして人気があります。
コーナーカウチソファ
座面がL型に連続するコーナーカウチは、ゲストが来た場合などL字で掛けられるのが特徴です。
幅、奥行きともに大きなスペースが必要ですが、家族で寛ぐ場合などリビングゆっくりと過ごすことができますよ。
ソファベッド
ソファとして使え、座面や背もたれを動かすことでベッドになるソファベッド。
簡易ベッドとしてお客さんが泊まりに来た場合などに休んでもらうのに便利です。
ただし普段使いで使用するベッドとしてはあまり適してませんので注意しましょう。
ロータイプソファ
座椅子に近い脚がなく低いタイプのソファ。圧迫感がないので、お部屋をスッキリ見せたい場合などに適したタイプです。
オットマン
ソファの座面だけのオットマンは、ソファとくっつけて足を伸ばしたり、単体で寛ぐこともできます。
モデルによって、大きさにかなりの種類がありますので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
このようにソファにはさまざまな種類があります。設置するお部屋のスペースと相談しながら、好みの種類を選んでみるようにしましょう。
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ソファの目的別チェックポイントを解説
リビングに置くソファでは、どのように過ごしたいでしょう?リラックスできる姿勢や、誰とどのように使うかなど目的をはっきりさせると、意外とソファは探しやすくなりますよ。
実はソファのタイプは大きくつぎの2つに分けることができます。
座った姿勢でくつろぐタイプのソファ
座面の奥行きが浅く、背もたれまでの距離が少ないタイプはおもに座る姿勢で寛ぐのにピッタリです。
電車や車のシートに近いイメージですね。こちらのタイプでは、座面の硬さは少し硬めがおススメ。また膝から下の高さ、とくに足が床に着くかもポイントです。
腰から背中にかけてのフィット感もチェックしてみましょう。
姿勢を崩してくつろぐタイプのソファ
座面の奥行きが深めで、背もたれまで距離があるタイプは姿勢を崩した座り方や、横になるなどルーズな姿勢で過ごしたい方におすすめ。
背クッションまでのスペースに好みの大きさや柄のクッションを加えて、座り心地を調整することもできます。
こちらのタイプはソファ自体に奥行きがあるため、設置するスペースが必要になりますので、確認しておきましょう。
肘のカタチもチェックしましょう
ソファを選ぶ際のもうひとつのポイントが肘のカタチ。
こちらも先程のタイプ別におすすめのカタチがあります。
座った姿勢でくつろぐタイプの肘
座った時に肘が置けると楽ですよね。座る姿勢がメインのタイプでは、肘が置けるようある程度の高さがあると使いやすいです。また、肘のクッションは柔らかすぎないタイプがおすすめ。
姿勢を崩してくつろぐタイプの肘
横になるなど普段からくつろぐ姿勢で使用するタイプの肘は、柔らかく平べったいタイプの肘がおすすめ。
ゴロンと横になった時、枕替わりになるので圧迫感がありません。
この他木製の肘はテーブル替わりになりますので、こちらはコーヒーや読みかけの本など物を置くのに適したタイプですね。
脚の素材やデザインも気にしよう
ソファの脚の脚の素材やデザインも、ぱっと見は気付きにくいですが実はけっこう大事なポイントです。
例えば木製の脚は少し落ち着いた印象に、金属などメタル系の素材でできた脚はシャープでスッキリした印象を与えてくれます。
また、脚の長さでも印象が異なります。
例えば短い脚などはソファのフォルムを大きく見せる効果があり、ボリューム感が増します。
脚が長いタイプのソファはすっきりしたフォルムとなり、お掃除がしやすいメリットも。
こちらのタイプは座面が高めのモデルが多いため、立ち座りが楽にできるモデルが多いのが特徴です。
予算を決める際のポイントは?
ソファを購入時、予め予算を決めておくと目的に合わせたタイプが選びやすくなります。
それぞれの価格帯の特徴についてご紹介していきます。
低価格帯のソファ(1〜10万円)
5万円以下のソファについては、コストを抑えるため大量生産されたモデルが一般的です。
構造的に長年の使用を想定されていないモデルが多くなりますので、1-5年で買い替えるつもりで購入しましょう。
5〜10万円のモデルであれば、張地はファブリックや合皮でも多少は長持ちするソファも見つかります。
このように買い替えの頻度を少なくしたい場合は、5-10万円のモデルを選ぶことをおすすめします。
中価格帯のソファ(10-30万円)
10万円以上の予算では、輸入品では牛革のソファを購入する事ができます。
また、国産モデルでは半革(座面や背もたれなど身体に触れる部分は牛革、以外は合皮)のソファが手に入ります。
牛革はファブリックや合皮に比べ、多少長持ちしますので10年前後使用できるモデルが多くなります。
予算に余裕がある方は30万円を目安にしてみましょう。
中高級品のソファ(30-50万円)
ソファでは「ブランド品」を購入できる価格帯になります。
この予算になると張地の選択肢はかなり増えます。またシェーズロングなど大型ソファも購入できますので選ぶ幅は格段に増えるでしょう。
商品の耐久性も10年以上想定したモデルが多くなりますので国産や海外ブランドなど、気になるモデルを探してみて下さい。
高級品のソファ(50-100万円)
イタリアやドイツの高級ソファや、国内でもブランドソファを購入できる予算です。
海外では鞣し革など耐久性と併せて風合いを楽しめる革や高級ファブリックのモデルも購入できます。
国産モデルでは牛革、ファブリックともにかなりの張地を選択できますよ。
耐用年数も10〜15年と長期間使用できる丈夫なモデルが手に入ります。
超高級品(100万円〜)
海外では一流ブランド品と言われるデザイナーモデルが手に入ります。
また、国産では職人が手がけた希少価値の高いモデルなども購入できます。
機能性や耐久性はもちろんのこと、自分の感性や好みに合ったモデルを探してみましょう。
また、大型ソファなど大人数が寛げるモデルや素材、デザインが凝ったモデルなど一緒に過ごす方が快適に過ごせる事が基準になります。
このように予算が増えるほど「さまざまなモデルを選ぶ選択肢」は広がります。
しかし無理に高級品を探すよりは、一緒に過ごす家族や友人、自分が「快適に過ごせるか」といった要素が大切になります。
ソファは眺めるものではなく使うアイテムですので、楽しい時間を一緒に過ごす目的で是非ソファを探してみて下さい。
お掃除やメンテナンスのコツは?
ソファは普段のお掃除や定期的なメンテナンスを施すことで、寿命を伸ばす事ができます。
ここでは普段のお掃除やメンテナンスのコツについてご紹介していきます。
張地ごとのお掃除のコツ
ソファの張地によってお掃除の方法はことなります。それぞれのお掃除のコツを覚えておきましょう。
ファブリック(布)のソファ
ファブリックタイプのソファは表面にホコリが付きやすいため、掃除機で吸い出すなどの掃除が適切です。ハンディタイプの掃除機があると便利ですよ。
もしジュースやワインなど色の付いた液体が溢れた場合は、ぬるま湯で絞った布巾で優しくポンピング(叩く)事で吸い上げてみて下さい。
また、張地が外せるカバーリングなどはカバーを外し洗うこともできます。ただしドライクリーニングなど、素材ごとに洗濯方法が異なりますので注意書きをきちんと読むように心掛けて下さい。
合皮(合成皮革)のソファ
水吹きできる合皮は、汚れた場合など雑巾などで拭いてもOKと言われています。
しかし注意すべき点として、濡れたままで放置すると表面が剥離する場合があります。
特に5万円以下の安価なモデルは湿気による加水分解(劣化)が起きやすいため、乾いた布で最後はきちんと水分を拭き取るようにしましょう。
皮革(牛革など)のソファ
牛革のソファなど天然革を使用した張地については、鞣し(なめし)加工によってお手入れの方法が異なります。
通常鞣し革(クロームなめし)
型押し加工など表面にウレタン系の塗膜で仕上げた牛革。こちらは簡単な水吹きもできますのでお手入れは簡単。
最後は乾いた布で水分を拭き取るようにしましょう。メンテナンスは専用のレザーキットを使用し、3ケ月〜半年に一度クリーナーと保湿のクリームでケアすることで、長く使用することができます。
セミアニリン系革
表面にラッカー系の塗装を施したセミアニリン系は、基本的には乾いた布で拭くから拭きをおすすめします。
落ちない汚れが着いてしまった場合は、ぬるま湯湯で絞った付近で汚れを落とし、最後に乾いた布でから拭きしましょう。
メンテナンスはこちらも専用キットがおすすめ。半年に1度の割合いで表面を保護するようにします。
アニリン系革
塗膜が薄いアニリン系の牛革は、乾いた布でホコリを取るようにします。水気のあるものは吸い込みますので、から拭き以外はおすすめしません。
メンテナンスはアニリン専用のキットを使用し、表面が乾燥しすぎないよう適度に保湿を与えてあげましょう。
スエード・ヌバック系革
表面が起毛したスエードやヌバックは、掃除機などでホコリを吸い出し、専用のブラシで毛並みを整えるようにします。
また、色のついた液体の汚れなどはポンピングによる吸い出し掃除がおすすめです。
ただしブラッシングをしすぎると表面を傷付けてしまいますので、適度な頻度でケアしてあげましょう。
オイルレザー
表面にオイル塗装を施したオイルレザーは、こちらも水分を吸い込んでしまいます。
基本的にはから拭きでホコリを取るようにしましょう。メンテナンスは専用のケアキットでしっかり汚れを落とし、クリーナーが乾いた後保湿のクリームで保護してあげましょう。
修理の方法について
ソファを長く使用するために、修理が必要な場合もあります。
ソファの張地や構造によっても方法は異なりますので、下記を参考にご覧ください。
布(ファブリック)のソファ
繊維質でできたファブリックのソファは、摩擦により表面が薄くなったり破れる事があります。
背もたれや座面が取り外しできるカバーリングでは、スペアのカバーと交換するなど取り替えをおすすめします。
また、ウレタンの補充や詰め替えとセットの張替え修理を依頼できる業者などもあります。
詳しくは購入店や製造元に相談するようにしましょう。
皮革(牛革など)のソファ
摩耗で薄くなる事の少ない牛革ですが、長年使用すると表面の塗装が劣化し割れて来る事があります。
基本的に表面が割れて来た場合は再生することはできませんので、買い替えか張替え修理をおすすめします。
ただし張替えできないモデルや、できても高価な費用が必要なケースがありますので、詳しくは販売店に尋ねてみる事をおすすめします。
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まとめ
今回は、ソファ選びのコツや目的別のチェックポイントについて解説しました。ソファを選ぶ際のコツとして、好みの姿勢で寛げるかや、どれくらいの期間使えるかがポイントとなります。
こうしたポイントを抑えるために、ソファの構造や目的に合わせたモデルを選ぶ必要があることを解説しました。
実際にソファを購入するために必要な知識を詳しくご紹介しましたので、お気に入りのモデルを選ぶ際の参考にお役立て下さい。
また、予算別にそれぞれのソファの特徴もご紹介しました。
大切なことは無理な予算で購入するのではなく、家族や友人と楽しく過ごせるモデルを選ぶことが大切でしたね。
引っ越しや買い替えなど、ソファを購入する機会はさまざまですが、具体的なモデル見つからない場合は店員さんに相談またはネットで問い合わせるなど専門家に尋ねてみることをおすすめします。
もちろん当ブログでもご質問を受け付けますので、お気軽にご質問ください。
今回の記事を参考に、おうちでリラックスできるソファを是非見つけてみて下さいね!