毎日の食事や団らんには欠かせないダイニングセット。引っ越し時や買い替えの際、新しく購入する機会もありますよね。
そこで今回は、ダイニングセットの選び方や快適に使うコツを詳しくご紹介していきます。
テーブル、チェアの形状やサイズ、素材など項目別の選び方や快適に使うためのメンテナンス方法までチェックするポイントをまとめました。
新たにダイニングセットを購入する際の参考に是非ご覧下さいね!
ダイニングセットを選んでみよう
ダイニングセットを選ぶ際、普段使用する家族とどのような食事を楽しみたいかイメージしてみましょう。
新婚のご家庭などは、小さいお子さんなど家族が増えるかも知れませんよね。
おじいちゃん、おばあちゃんと過ごす家庭では、座りやすい椅子も必要でしょう。
ダイニングセットを設置するお部屋の広さを測ったら、漠然としたイメージを持ちつつ、いざダイニングセットを探してみましょう!
テーブルの種類を選びましょう
食事をするダイニングテーブルのカタチは、ダイニングの使い勝手やイメージが決まる大切なポイントですよね。
ここではダイニングテーブルの代表的なカタチについてご紹介していきます。
長方形のテーブル
一般的なダイニングテーブルのイメージは長方形なのではないでしょうか?
レイアウトの際、幅が広がるほど奥行きは深くなるのが普通ですが、最近では幅が広いサイズでも動線や見た目のスッキリ感から奥行きを狭めにオーダーされる方も多いカタチです。
カウンターキッチンなどに付けて設置することもできますので、お部屋には合わせやすいカタチでもあります。
利用される人数はサイズによっても異なりますが、一般的には4〜6人サイズが多く販売されています。
正方形のテーブル
正方形のテーブルは大きめのサイズでは無駄なスペースが出て来てしまいますので、一般的にはコンパクトサイズが多く販売されています。
おもに1〜2人で使用される用途が多いカタチになります。
楕円形のテーブル
楕円形(オーバル型)のダイニングテーブルは、長方形と比べ優しい印象になります。
丸い部分が少しスペースを取るカタチでもありますが、伸長式など多人数で使用できるタイプも人気のカタチです。
こちらも4〜6人で使用される事が多いテーブルですね。
丸型のテーブル
家族など顔を合わせて団らんしやすい丸型テーブル。お部屋に設置する際は、少し大きめのスペースが必要になります。
しかし優しい印象を与える事や、大皿料理なども並べやすく機能的なカタチでもあります。
実はナナメに設置すると開放感が出てスペースを有効に使う事ができますよ。一般的には3〜4人で使用するサイズがおススメです。
伸長型のテーブル
天板の大きさが変えられるタイプの伸長型テーブル。来客時に大きくするなどスペースを有効活用できます。
主に次の2種類があります。
天板が収納式のタイプ
伸長部分の天板が、メインの天板の下に収納されているタイプ。天板を左右に広げると、中から天板がワンタッチで出る方式なので、簡単に伸長することができます。
天板が取り外し式のタイプ
天板下に収納できるタイプと、別に保管が必要なタイプがあります。
いずれも伸長時天板を広げ、手動で伸長板をハメ込み広げて使用します。また、天板を広げる時脚部分も広がるタイプもあります。
バタフライ式のタイプ
縮小時は天板を折り畳んだ状態で使用し、伸長時に伸長板を持ち上げ伸ばすことができます。
おもに2人→4人に伸長できるタイプが多いカタチになります。操作の方法など、店員さんに確認しておくことをおすすめします。
引き出し付きのテーブル
市販されているモデルは少ないですが、天板下に引き出しの付いたタイプのテーブルです。
お箸やフォークなど食事の際使用するカラトリーやステーショナリーなど、普段使用する小物を収納できますで便利。
代表的な天板をご紹介しました。
お部屋のスペースと相談しながら、好みのカタチを選んでみて下さいね!
テーブル脚にも種類があります
テーブルの天板を支える脚部にも、いくつかの種類があります。
セット販売されているタイプはあらかじめ種類が決まったモデルが多いですが、ここでは種類別の特徴についてご紹介していきます。
4本脚のタイプ
天板下の4隅に脚が付いたタイプ。チェアの出し入れがしやすく奥行き側(短い方)にもスツールやチェアを使用できますので、効率よく使えるタイプでもあります。
安定感もありダイニングテーブルでは一番多い種類です。
2本脚のタイプ
ベンチやソファタイプのチェアと組み合わせるのに出入りがしやすいタイプ。脚間(きゃっかん)の幅によって収納できるチェアの数を考える必要があります。
見た目はスタイリッシュな印象となります。
1本脚のタイプ
金属など土台(ベース)部分に安定感のある素材を使用する事の多い1本脚のタイプ。チェアを好きな位置に配置できますので、お客さんが来てもチェアのレイアウトを変えやすいメリットがあります。
主に丸型のテーブルに多い脚の種類となります。
チェアの種類についてご紹介
ダイニングチェアは座り心地や見た目など、テーブル以上に好みが分かれるポイントがたくさんあります。
まずはチェアの種類についてご紹介していきます。
ハイバックチェア
背中の高いところまでフィットする、背が高めのハイバックチェア。座った時に安定感があり、高級感もあるため人気のタイプです。
ただし、チェア収納時に少し圧迫感がありますので、設置する空間のスペースを考えて購入しましょう。
ローバックチェア
背もたれが低めのローバックチェア。背が天然木のタイプやクッション入りなどの種類を選べます。
背あたりの角度がモデルによって異なりますので、心地よいフィット感のモデルを選んでみて下さい。
セミバックチェア
ハイバック、ローバックのちょうど間の高さのチェアです。座る方の身長差などから、平均的にフィット感がよいと答える方が多いタイプです。
ベンチチェア
チェアを繋げた使い勝手で、2〜3人掛けられるタイプ。座面だけのタイプと背もたれが付いたタイプがあります。
座面だけのタイプでは、使用しない時はテーブル下に収納でき便利なタイプでもあります。
回転式チェア
座面が回転するタイプのチェア。座る時にチェアを引く手間が少なく済みますので機能的なタイプです。
ただし座面と脚部の間にある回転板に常に体重が掛かるため、定期的にメンテナンスする必要がありますので、覚えておきましょう。
キャスター付きチェア
脚先にキャスターが据え付けてあり、移動が楽にできるタイプのチェアです。チェアの重さを感じる必要がないため、人気のタイプです。
ただしキャスターに重さがかかるため、こちらも定期的なメンテナンスが必要になります。
キャスター付きでは座面が回転するモデルもあります。
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チェア選びのポイントとは?
ダイニングのチェアについては、座り心地にこだわりがある方や好みのデザインを選びたい方など、キッチリと選んでみたい方も多いと思います。
ここではチェアを選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。
テーブルと合わせる際のポイント
実際にテーブルと合わせて使用する際に必要なポイントは以下になります。
高さが合っているか
テーブルの天板までの高さとチェアの座面高さが合っているかを確かめましょう。
国産メーカーのダイニングセットで一番多い組み合わせは
・テーブル→高さ70cm
・チェア座面高さ→42cm
となります。この場合の差尺(天板高さから座面高さを引いた寸法)は28cmとなりますので、平均で27〜30cmが適切な差尺と言えるでしょう。
一方最近人気のLDタイプなどは、天板や椅子の座面高さが低くなる事もあり差尺平均は24〜27cmと天板自体を低く感じられるようセッティングされています。
また、海外のチェアなどは座面高さが平均45〜49cmと国内メーカーより高いモデルが多くなります。このため国内のテーブルと合わせる場合は、注意が必要となります。
チェアの座面高さが合わない場合、一部の国産ダイニングメーカーなどではチェアの脚をカットしてもらえるサービスもあります。
ただしチェアのバランスが悪くなることがありますので、脚カットは3cm程度までに留めておく事をおすすめします。
幅にゆとりがあるか
例えば4本脚のテーブルの場合、テーブル脚の間にチェアを収納しますので、チェアがテーブル下に納めることができるかを測っておきましょう。
また、アームチェア(肘付き)などは肘の高さがテーブル下を潜るかもポイントになります。
また、チェアのデザインによって幅が異なりますので、小さいテーブルを選んだ場合、窮屈になってしまう事があります。
テーブル幅とのバランスを考えてチェア幅も選ぶようにしましょう。
色のバランスを調整しましょう
シートや背もたれがクッションタイプのチェアでは、ファブリックや合皮、牛革など張地を選べるタイプもあります。
この時、チェアの木部やテーブルとの色のバランスも計算しておくとしっくり馴染んだ状態で使用することができます。
逆に個性を楽しみたい方は、張地の素材や色柄に凝ってみるのもおススメですよ!
テーブルサイズの決め方
テーブルのサイズを決める基準はどういったところでしょう?基本的にサイズは、普段使用する家族の人数やお部屋のスペースを考えながら決めるとよいでしょう。
人数分に対応したサイズを考慮する必要がありますので、まずは1人分の食事に必要なスペースを考えてみるとよいでしょう。
1人分に必要なサイズは?
テーブルのサイズを測る基準として、1人分に必要なサイズを知っておくと便利ですよね。
食事をするのに1人分が必要なサイズは
幅60×奥行き40cm
と言われています。ただし、実際にはテーブル脚のスペースも考慮する必要がありますので、下記の寸法が適切なサイズと言えるでしょう。
幅75×奥行き45cm前後
この1人分の基準をもとに、人数分のサイズを割り出していきます。
1〜2人で使用するテーブルサイズ
ひとり暮らしや夫婦2人など1〜2人で使用する場合、対面で座り食事やパソコン作業、コーヒーを飲むなど寛げるサイズ感を考慮する必要がります。
1〜2人用のテーブルに必要なサイズの目安は以下になります。
幅80×奥行き80cm
また、スペースにゆとりがある場合などは
幅80×奥行き90cmまたは幅90×奥行き90cm
あたりもおススメのサイズとなります。
3人で使用するテーブルサイズ
長方形ではこの後ご紹介する4人で使用するテーブルサイズと同じサイズとなります。
一方丸型のテーブルの場合は直径100cmあたりがおすすめのサイズとなります。
4人で使用するテーブルサイズ
長方形で4人で座る標準的なサイズは
幅135×奥行き85cm
となります。4人掛けでは汎用サイズとして多くのモデルから選ぶ事ができるでしょう。
また、少しゆとりのある4人掛けサイズは
幅150×奥行き90cm
となります。チェア同士の間隔にゆとりが生まれますので、多少幅広のチェアでも設置できますのでおススメです。
5〜6人で使用するテーブルサイズ
長方形で使用する5〜6人用で使用できるサイズは以下になります。
幅165×奥行き85〜90cm
対面で4人、奥行き側(天板の短い方)に1〜2人掛けるイメージですね。また、ゆとりのあるサイズでは
幅180×奥行き85〜90cm
となります。幅が広くなる分、奥行き側に座る方もゆとりが出ますよ。また、「対面で6人掛け」を考えた場合の寸法は
幅200×奥行き85〜90cm
が必要になります。いずれもチェア幅、テーブル脚の寸法によっても異なりますので目安として参照下さい。
ダイニング周辺の動線を考えよう
ダイニングセットは、思っているより少しゆとりが必要なけーが多くなります。
その理由として、チェアを引く際にかかるスペースや動線が必要になるからなんですよね。
ここではダイニングセットを設置する際に必要な周辺の動線について解説していきます。
・チェアを引く際に必要なサイズ→約60cm
チェアをテーブル下に入れている場合、使用しない時は必要ありませんが、食事など使用する際にチェアを引く時に必要な寸法になります。
このため仮にテーブルサイズが幅135×奥行き85cmの場合、実際に必要な寸法は以下になります。
幅135×奥行き(85+60+60)=205cm
このように実際に設置する場合、4人掛けでは幅以上に奥行きが必要になるんです。
このためチェアを設置したものの「通りにくいケース」が出てきますので、奥行きスペースを意識してサイズを選ぶ必要があります。また、チェアの後ろも通れるよう動線も配慮する必要がある場合などは以下の奥行きを確保する目安としてみて下さい。
・チェアの後ろを通る場合に必要な奥行き→約90cm
確保しておくとよいでしょう。特に壁際など、狭くなりがちな場所については最低80cmとっておくとチェアを引いた状態でも通ることができます。
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ダイニングの材質について知ろう
ここではダイニングセットに使用される材質について考えてみたいと思います。
近年、天然木を使用したダイニングの他に樹脂やスチール、アルミ材などを取り入れたモダンなタイプのダイニングセットも登場して来ています。一方、天然木を使用したセットも相変わらずの人気となっています。
ここではこうしたダイニングセットに使用される木材についてご紹介していきます。
天然木(無垢材)
ナラやウォールナットなどの天然木を切り出した、木材そのものの事です。
天然の風合いが楽しめるのがメリットですが、乾燥や湿気などにより割れや反りの原因になることもあるのがデメリットです。
長年使用すると経年劣化で色合いなど深みを増すのも魅力のひとつですね。
集成材
棒の形に切り出した天然木を繋ぎ合わせ、板状に加工した材料のことです。1つあたりの天然木の量が少ないため、天然木より割れ・反りが少ないのがメリットです。
一般のダイニングセットなどでは、こちらの集成材を使用したモデルが多く販売されています。テーブルなどでは、木目などから集成材か無垢材かを見分ける事ができます。
突板
天然木をシート状に薄くスライスした素材。一般的にはいくつかの板を合わせ整形した合板や木の繊維質を集め圧縮加工されたMDFの上に貼り付け使用されます。
無垢材に見られる割れや反りなどのデメリットが少ないことや、天然木の見た目を演出できますので、さまざまな箇所に使用されています。
スライスする樹種によって「ウォールナット突板」などと記載されますので、商品を選ぶ際の参考にしてみましょう。
プリント化粧板
木目が印刷されたシート状の紙を使用した板。天然木を使用する突板と比べ低コストで作製することが可能なため、安価な家具などに使用されています。
シートを貼り付ける素材は合板、パーティクルボードなどで軽く、割れや反りが起きにくいメリットもあります。最近では印刷技術の向上もあり、突板と見分けがつかないものも多くあります。
また、均一で綺麗な木目など突板では難しい表現も簡単にできますので、今後益々使用される機会が多くなるでしょう。
ガラス
通常の「ガラス」素材と割れにくい加工を施した「強化ガラス」があります。いずれも厚みや大きさ、家具の構造によって強度が異なります。
モダンなダイニングテーブルの天板などに使用される事の多い素材で、色付けしたカラーガラスなどもあります。基本的に固い素材ではありますが、食器やカラトリーを直接使用すると小キズが付くことがありますので、ランチョンマットなどを使用しましょう。
また、温度変化には注意する必要がありますので、熱いものを直接置かないよう注意して下さい。
スチール
表面にクロムメッキ加工を施したツヤのあるものや、ツヤ消しなど家具のデザインに合わせて使用されることの多いスチール材。主にテーブルの脚部やチェアの脚部などに使用されることの多い素材です。
メッキ処理されたスチールは、酸化し錆(サビ)が出ることがありますので、定期的にサビ落としで掃除するなどのメンテナンスが必要な場合があります。
天然木の種類について
ここでは家具に使用される事の多い天然木の種類をご紹介していきます。
ダイニングセットがどのような素材で作られているか参考にご覧下さい。
ナラ
広葉樹のひとつナラ材は、どんぐりの木としても有名ですね。材質としては丈夫で曲げやすい特性からワイン樽にも使用され、幅広い家具材として使用されています。
ウォールナット
茶褐色で小さな黒い節がある事からブラックウォールナットとも呼ばれます。適度な硬さと寛ぎ感のある板目が天板に使用されることの多い素材です。
経年変化で色味が薄くなる特徴があります。
ビーチ
強度の強さと合わせ曲げやすい特性もあります。曲げ加工を利用したデザインチェアなどに使用されます。北欧家具のチェアなどによく使用される素材です。
なめらかで木目が細かい部位が多いのが特徴です。
チーク
東南アジア原産の銘木のひとつ。耐久性や耐水性に優れ、加工もしやすい家具材として人気があります。
その丈夫さから、建材や船舶にも使用されています。
アルダー材
柔らかめの素材で、他の木材と併用しても使用されることの多い素材です。落ち着いた中間色は家具材にみ適しています。
パイン
柔らかく節の多い木として知られるパイン材。
経年によりアメ色に変わる変化を楽しむ事ができます。
素材が柔らかい事から圧縮して使用されることもあります。
アッシュ
ナラに似た木目の部位があり、適度な硬さと加工しやすさが特徴。価格はナラより安く、幅広い家具材として使用されています。野球のバットなどにも使用される素材です。
塗装を選ぶ際のポイント
家具の表面を保護し、見た目もアップさせる塗装にはいくつかの種類があります。
また、塗装を選ぶ際に注目すべきポイントとしては以下の内容になります。
・摩擦に強い→傷が突きにくい
・熱いものや液体に強い→耐熱、耐水性
この他衝撃に対する強さや火気に強い耐火性などもチェックしておくとよいでしょう。
普段の生活でポットのお湯や飲み物を溢した時など、具体的にイメージしてみると分かりやすいかも知れません。
塗装の種類について
それでは家具に使用されることの多い塗装の種類についてご紹介していきます。
先ほどのポイントと合わせて種類の特性を選んでみましょう。
ポリウレタン(ウレタン)塗装
家具で使用される事の多いウレタン系の塗装。塗膜が家具を保護し、汚れや水分が染み込みにくい特性があります。
最近ではセラミック素材と混ぜ合わせ耐熱、耐摩耗性を高めた塗装なども開発されています。日常のお手入れも少なく済みますので、家具では選びやすい塗装と言えるでしょう。
UV塗装
紫外線を使用した光沢のある塗装です。特殊な樹脂を紫外線で固める方法で仕上げられ、熱や傷に強い特性があります。
高級感がありモダンな印象を与えますので、食器棚やダイニングテーブルの天板などに使用される事の多い塗装です。
ラッカー塗装
木目の美しさや素材感を活かす塗装のひとつ。素材の風合いや色目を保つ事ができる塗装として高級家具などに使用される塗装です。
熱や摩耗による傷、薬品などにも弱いデメリットがあります。
オイル塗装
植物性のオイルを染み込ませるオイル塗装。天然木の質感や風合いをそのまま楽しめます。
経年変化による風合いや色合いの移り変わりを楽しめるのがメリット。反対に液体が染み込みやすく、傷が付きやすいデメリットもあります。
また。定期的にオイルを拭き込むメンテナンスが必要になります。
ワックス仕上げ
蜜蝋(ミツロウ)と呼ばれるロウソクなどに使用されているワックスを馴染ませ仕上げる方法です。木の持つ風合いや優しさを表現するのに適した仕上げで、こちらも定期的にワックスを施すメンテナンスが必要になります。
日々のお手入れやメンテナンス
ここではダイニング家具の日々のお手入れやメンテナンスについてご紹介していきます。
ダイニングのお手入れ方法
基本的にはテーブル、チェアとも木部は乾いた布で乾拭きするようにしましょう。テーブルは食事の後など濡れた布巾を使用する方も多いと思います。
しかしテーブル表面に水滴が残る状態は、塗装膜にとってはダメージとなる事があります。
このため食べこぼしを取る際など濡れた布巾を使用する場合は、必ず乾拭きを最後に行うようにしましょう。
アルコールは極力避ける
最近ではコロナ禍の影響もあり、消毒用のアルコールが身近にあるため家具の手入れにも使用されやすい環境にあります。しかし家具のお手入れついては、アルコールを使用してしまうと塗装が剥げてしまう可能性があります。
例えばラッカー塗装などは、アルコールで拭き取った場合塗装は剥げてしまいます。このようにアルコールを家具に掃除で使用する場合は、使用上の注意書きなど参考に、極力避ける事をおすすめします。
汚れの対処法について
油汚れや食べこぼしなど、布巾などでも取れない場合もありますよね。こうした油汚れなどの対処法としては、ぬるま湯に中性洗剤を薄めタオルに染み込ませます。(約400〜500倍が目安となります。)
タオルを軽く絞り、汚れを拭き取りましょう。その後布巾でテーブル全体を拭いた後、乾拭きで仕上げます。また、油汚れは放置すると固まってしまいますので、なるべく早く早めに対処するようにしましょう。
張地についてのお手入れ方法
チェアの張地についてお掃除など日常のメンテナンスの方法についてご紹介していきます。
ファブリックのお手入れについて
日常のホコリなどのお手入れは掃除機で吸い取るようにしましょう。洗濯はカバーリングタイプなどは取り外し洗えます。張地の注意書きをよく読むようにし、ドライクリーニングなど張地ごとの適切な洗濯を心掛けてください。
また、ファブリックで液体の染みが付いてしまった場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄め(約200倍が目安となります)、布巾やタオルに染み込ませ固く絞ります。染みの箇所を優しく叩き(ポンピングと言います)、染みを吸い込ませましょう。
その後水で絞った布巾で拭き取り、最後に乾拭きします。
牛革、合皮の張地お手入れ方法
牛革の張地の日常のお手入れは乾拭きが基本ですが、型押し革などについては簡単な水拭きもOKです。また牛革については定期的に専用のレザーキットでお掃除し、保湿のクリームを塗る事で長持ちするようになります。
合皮については水拭きまたは乾拭きが基本となります。薬品については化学反応を起こす可能性がありますので、極力使用を避けるようにしましょう。
まとめ
今回はダイニングセットの選び方や快適に使うコツを詳しくご紹介しました。テーブルの選ぶポイントで多い形については形状別にご紹介しましたので、普段使用する家族の人数やスペースを参考にしながら選んでみるとよいでしょう。
チェアの種類については、座面硬さと合わせて背もたれのフィット感なども重要になります。店頭などで座り心地が確認できる場合には、好みの座り心地をためしてみるのもよいでしょう。
テーブルサイズについては、形状と合わせてサイズの目安を是非参考にしてみて下さい。
また、素材や塗装方法については素材の持つ特性や塗装の種類についてご紹介しました。
最後にそれぞれのお手入れ方法やメンテナンスを参考に、長くご使用できるよう心掛けていきましょう。今回の記事を参考に、ダイニングセットを是非選んでみて下さいね!